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第五回 手書きとフォントの面白い話 |
| 鈴木 | 手書きの文字というのは、今そこで生まれつつある、時代そのものが投影 されたものだと思いますが 一方で手書きの文字と、フォントの違いもあって。 フォントにするというのは標準化を行うことになる、 手書きの文字というのはもっと自由に表現できる。 文字の気分によって大きさをだんだんと変えていったり、 文字の空きも自在に変えることもできる。 その差はどうなんでしょうか? |
| 加藤 | フォントは単にデザインですよ。 僕は書いてる文字が、本来の文字だと思っています。 シャープペンは当たり前になっているし、ペンは細くなってきていますし そういった変化が文字の変化だと。 |
| 小澤 | 手帳に、細いペンで書くんだよね。0.3mmとかで。 |
| 鈴木 | そういうことは線の縦横の太さ違いなんて無いって事ですね。 |
| 加藤 | そして細くて、ひらがなが小さくて漢字はなぜかデカイ(笑) |
| 小澤 | 小さいサイズの手帳にびっしりと、書くんだよね。 |
| 鈴木 | 確かに細くなってきている傾向はあるよね。 僕らのころは、結構太かったもの。 |
| 加藤 | ペン書きの文字というのはゴシック的だと思います。 そして細く小さくなってきている。 |
| 鈴木 | それは好みなんでしょうかね。どういう意識で小さくしているんだろう。 単に筆記用具が細くなったからできるようになったから? |
| 小澤 | 電車の中で女の子がスケジュール帳みたいなのに書いているの を見たことあるんですけど、日付があってその下にこうスケジュールとか日記が。 |
| 鈴木 | そりゃ小さくなるわね。 |
| 小澤 | あと、どこでも書くとなると内容を (他人に)見られるかもしれない。 ちっちゃく書いたら見えにくくなるわけじゃない。 |
| 鈴木 | 汚く書けばいいじゃない(笑) |
| 小澤 | あえて汚く書くのは女の子だから無理でしょ。 |
| 鈴木 | 小さく書くことで、シークレットな性格を持たせてると。 |
| 小澤 | 僕は無きにしもあらずだと。 僕自身、見られたくない部分はちっちゃく書くからね。 |
| 鈴木 | ほうほうほう、それは面白い。 |
| 加藤 | 僕は単純に筆記用具の進化かなと。 |
| 鈴木 | それは大前提としてあるよね。でも両輪ですよね。 細くて小さい文字が好まれるから、どんどんその方向へ進んでいくわけで。 |
| 小澤 | 僕の好きなハイテックCって150〜200円くらいするんですよ。 普通の液体ボールペンだったら100円なんですね。 でもハイテックCは無くならないで、 むしろバリエーションが増える方向にあるんです。 ベーシックな色が普通にあったんですけど、 それ以外に パステル調のカラフルな女の子が好きそうな色が、すっごい増えているんですよ。 |

| 鈴木 | それは市場が広がっているって事だもんね。つまり需要があるから。 |
| 加藤 | 僕、今年の年賀状もらって年賀状の文字が小さいんですよ。 生まれつき近眼なので読め無くって・・・しんどいなと。 |
| 鈴木 | 今の聞いていて、ふと思ったのが漢字とかなの大きさが違うってのも、 画数の多い漢字を「かな」と同じ大きさで書けないという 物理的な要因もあるんじゃないかと。 |
| 加藤 | 例えば「夢」という漢字を小さく書くのが難しいから 結果的に大きくなるのかもしれないですね。 |
| 小澤 | あと、略さないからじゃ。 僕らの前の世代だと、結構略せるじゃない。 複雑な漢字をね。 できるでしょ、僕らの前の世代だと。 |
| 鈴木 | それもあるなぁ。 |
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